隠れた名品M-43。
M-51,M-65ほどの知名度はないですが、隠れファンが多いのではないでしょうか?
今回は第二次世界大戦時に使用されていた、M-43をご紹介します。
古着にハマってからミリタリーに行き着きました。
ミリタリーは奥が深く知れば知るほど面白いです。
今回は隠れた名品、M‐43をご紹介します。
1943年に正式採用された「M-43」
ルーズベルト大統領の要請がきっかけで、若者が軍に対するイメージを一新し、入隊者を増やすべく開発されたジャケットで、旧式ユニフォームで採用されていたブルーデニムの評判が悪く(着心地が悪いなど)、ヘリンボーンツイルと呼ばれる柔らかな生地を使用しています。
当初は、訓練や雑務のあたるときの服装と定められいましたが、後に戦闘服としても使用されるようになりました。
M-51、M-65ほど知名度はないですが、特徴的なディティールから隠れた名品だと思います。
渋かっこいい、M-43
M-43は、さまざまな仕様が存在しますが、この個体は背面にアクションプリーツ、月桂樹ボタンとなっており、USN仕様かと思われます。
リペアあとも結構あっていい味が出ています。
好みにもよりますが、僕はこういう着込まれている個体のほうが好きです。歴史を感じます笑
独特な雰囲気が味わえる、ヘリンボーンツイル
ヘリンボーンとはニシンの骨を意味し、模様がニシンの骨に似ているから名付けされたそうで、「HBT」と略されます。
生地の表面には、特有光沢感があり経年変化も楽しめ、耐久性も高く長く愛用することができます。
生地も分厚くはなく、少し肉厚なシャツにような感じです。
春、秋にはTシャツやシャツの上から羽織り、冬にはコートなどのインナーとして使え、幅広いコーディネートが楽しめます。使い勝手がとてもいいと思います。
いいフェードです。
このヴィンテージならではの表情が最高です。
特徴的な胸ポケット
両胸にある大きなポケットは、携帯もすっぽりと入る大きさで、当時はゴーグルや工具などをいれるのに役立っていたそうです。
プリーツが入っいる仕様のものも見かけたことがあります。
携帯、タバコ、イヤホンくらいなら余裕で入る大きさなので、手ぶらで出かけたい人には便利だと思います。
雰囲気バツグンの13スターボタン
この個体は月桂樹ボタンになりますが、(どうしても月桂樹ボタンがよかった笑)多くは13スターボタンと呼ばれる、メタルボタンが付いています。これがまたすごく雰囲気がいいです。
13スターボタンは、その名の通り13の星がデザインされているボタンで、この星の数はアメリカが独立したときの州の数を表しています。
後期のモデルは尿素ボタンに変更されています。
個人的には13スターボタンがおすすめ。
ちなみに、月桂樹ボタンはusnavyでよく使われてた物になるようです。
デニムと合わせた王道コーディネート!
ミリタリーとデニムはやはり相性が抜群ですね!
M-43は綺麗なシルエットをしてますが、太めのパンツに合わせて無骨な感じにしてもきまります。
使用したデニムはFULLCOUNT 0105xx
綺麗なシルエットを活かしたコーディネート
またまたデニムです笑
517と合わせたコーディネート。
色落ちが進んでいるので明るめのデニムのほうが相性いいですね。
インナーはアクセントに総柄のシャツを合わせています。
大人渋かっこいいM-43は今が買い!?!?!?
ここ数年、ヴィンテージミリタリーも高騰しているイメージがあります。
まだ、M-43は探せばいろんな仕様の物が見つかるので、もしかしたら今が買いなのかもしれません。
今後、球数も減って値段が高騰してくるのではないかなーと思っています。
当時の人が使いやすいようにカスタム品もあります。
色んな個体があるので見てて面白いです。
シンプルかつ特徴的なデザインで個性もあり、丈の長さも現代の服に合わせやすいのでコーディネートに取り入れやすいアイテムだと思います。
是非あなただけの一着を見つけてみてください!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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