POWR HOUSE 101の2ndタイプとは?Levi’s 507XXを基準に違いと魅力を解説

ジャケット

ヴィンテージのデニムジャケットが気になってくると、やっぱり一度は気になるのが Levi’s 507XX、いわゆる“2nd”です。

ただ、実際に見ていくと価格はかなり高くなっていて、気軽に手を出しづらい存在になってきました。
そんな中で面白い立ち位置にいるのが、POWR HOUSE 101の2ndタイプです。
Montgomery Ward系のストアブランドらしいクセがありながら、しっかり2ndらしさも感じられる。

今回の記事では、POWR HOUSE 101の2ndタイプがどんなデニムジャケットなのか、そしてLevi’s 507XXを基準にするとどこが違うのかを、なるべくわかりやすく整理してみます。
さらに後半では、相場感、買うときのチェックポイント、コーデの入れどころ、そしていつものようにECで見られるおすすめデニムジャケットも3点入れられる流れでまとめています。

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王道ではないけど、だからこそ惹かれた一着です。

まず結論。POWR HOUSE 101の2ndタイプは“507XXの代用品”ではないです

先に結論から言うと、POWR HOUSE 101の2ndタイプは、Levi’s 507XXに似た文法を持ちながらも、単なる代わりではありません。

フロントプリーツや2ポケット、短丈シルエットといった“2ndらしさ”は確かにあります。
ただし、実際に見ていくと、ポケット位置のバランスフラップの有無101刻印の金具スナップやジップ仕様の個体差など、ストアブランドらしい自由さがあります。そこがこのジャケットのいちばん面白いところです。

王道の完成度やネームバリューを求めるなら507XX。
逆に、少しクセのあるヴィンテージらしさや、他の人と被りにくい雰囲気を楽しみたいならPOWR HOUSE 101はかなり魅力的です。

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正直に言うと、万人におすすめできるモデルではないと思います。

507XXのような完成されたバランスや資産価値を求めるなら、そちらを選ぶべきです。

ただ、「少しクセがあってもいいから、雰囲気のあるヴィンテージを着たい」という人には、POWR HOUSE 101はかなりハマると思います。

僕自身も、まさにその理由でこの一着を選びました。

POWR HOUSE 101とは?

POWR HOUSEは、アメリカの大手ストアブランド Montgomery Ward 系で見られるネームのひとつです。ワーク寄りの空気感を持ちながら、Levi’sのような王道ブランドとはまた違う立ち位置で愛されてきた背景があります。

その中でも“101”表記の入るデニムジャケットは、ヴィンテージ好きの間でも比較的人気があり、特に2ndタイプのような構成を持つ個体は、ここ数年じわじわ注目されている印象です。
ショップの販売例を見ても、単なる古着ではなく、しっかりヴィンテージとして評価されていることが分かります。

POWR HOUSE 101の2ndタイプの特徴

2ndらしいフロントプリーツと2ポケット構成

まず大きいのは、やはり正面から見たときの雰囲気です。フロントプリーツが入り、胸に2ポケットが配置されるこの構成は、いわゆる2ndタイプらしい見え方そのもの。
ヴィンテージデニムジャケット好きが見れば、「あ、2nd系だな」とすぐ分かる顔つきです。

ポケット位置やディテールに独特のクセがある

ただ、POWR HOUSE 101の面白さは、そこで終わらないところです。
個体によっては胸ポケットがやや低めに見えたり、フラップなしの2ポケットだったりして、Levi’sの完成された左右対称バランスとは少し違う見え方をします。
この“ちょっとしたズレ”が、むしろ雰囲気につながっている気がします。

101刻印の金具がしっかり個性になる

さらに分かりやすい特徴として、101刻印入りのスナップボタンや金具が挙げられます。
こういう記号性のあるディテールって、ヴィンテージジャケットではかなり大事で、着ていても所有していても気分が上がるポイントです。
ネームバリューとは別の方向で“好きになる理由”がちゃんとある一着だと思います。

短丈で着やすい個体が多い

シルエットは全体的に短丈寄りで、身幅やアームに少し余裕を感じる個体もあります。ここはまさに今の気分にもハマりやすいところで、単純に古いだけじゃなく、今のパンツバランスとも合わせやすいのが魅力です。

ジップやブランケット付きなど個体差も面白い

また、POWR HOUSE 101系は、スナップ主体の2ポケット型だけでなく、ジップ仕様やブランケットライナー付きの個体も見られます。
Levi’s 507XXのように“定番としての整理された型”というより、同じ系統の中にいろんな表情がある感じです。この個体差の広さも、ストアブランドを掘る楽しさだと思います。

Levi’s 507XXを基準にすると何が違う?

むしろ507XXを“基準”として置いておくと、POWR HOUSE 101の良さが見えやすくなります。
ざっくり言うと、507XXは完成度の高い王道、POWR HOUSE 101はその文法を踏まえたうえで少しクセのある変化球です。

比較表で見る違い

項目 Levi’s 507XX POWR HOUSE 101 2ndタイプ
立ち位置 Levi’sの正統Type II ストアブランド系の2ndタイプ
年代のイメージ 1953年〜1962年頃 1950〜60年代中心
前立て ボタンフロント スナップ主体、ジップ個体もあり
胸ポケット フラップ付き左右対称 フラップなし、低め配置の個体あり
補強・金具 バータック中心 101刻印金具、リベット使いが個性的
シルエット 王道の2ndバランス 短丈でクセが出やすい
魅力 完成度、歴史性、資産価値 被りにくさ、ストアブランドらしい空気感
価格感 全体的にかなり高い 比較的まだ手が届きやすい

507XXは、いわば“基準として語れるデニムジャケット”です。
完成度が高く、見れば見るほど王道の良さがあります。
一方でPOWR HOUSE 101は、その王道感を少し崩したような魅力があります。
完璧じゃないからこそ雰囲気が出る。
そういう意味では、かなり古着らしい楽しみ方ができるモデルです。

現在の相場感はどれくらい?

気になる相場ですが、POWR HOUSE 101の2ndタイプは、状態やサイズ、色残り、仕様の違いでかなり幅があります。
それでもざっくり見ると、6万円台〜10万円前後がひとつの目安になりそうです。

実際の販売例では、6万円台の個体から10万円前後の個体まで幅がありました。
状態の良い個体や、サイズバランスのいい個体、色残りがしっかりあるものはやはり価格も上がりやすいです。

買う前に見ておきたいチェックポイント

1. 101刻印やタグなど、分かりやすい記号を確認する

まず見たいのは、やっぱり101刻印の金具やタグまわりです。

2. ポケット位置と全体バランスが自分の好みかどうか

POWR HOUSE 101は、507XXみたいな整った左右対称の美しさというより、“少しクセのあるバランス”が魅力です。
だからこそ、サイズ表記だけじゃなく、着たときにどう見えるかをしっかり確認したいところです。

3. ダメージをマイナスと見るか、雰囲気と見るか

ヴィンテージのこの手のジャケットは、襟、袖先、ステッチ、色落ち、金具のサビなどがどうしても出てきます。
ただ、そのダメージが“味”としてプラスに働くことも多いです。
ここは新品感覚で見るより、全体の空気感として判断したいところです。

POWR HOUSE 101はどう着る?

今回のスタイリングは、POWR HOUSE 101の“短丈バランス”を活かしたシンプルな組み方です。

合わせているのは、ベージュのチノにブラックのタンクトップ。
足元はウエスタンブーツで締めています。

デニムジャケット自体にしっかり存在感があるので、
インナーとパンツはあえて引き算気味に。

そのぶん、ハットやサングラス、アクセサリーで“自分のスタイル”を足していくイメージです。

実際に見ていて、“これはいいな”と思った3着

こういう少しクセのあるデニムジャケットが好きで、
OLD RALLYでも同じ感覚でいくつかセレクトしています。

派手さはないですが、
着たときにちゃんと“雰囲気が出るもの”を選んでいます。

よければこの流れで、覗いてみてください。

まとめ

POWR HOUSE 101の2ndタイプは、Levi’s 507XXを知っているからこそ面白く見えてくるデニムジャケットです。

2ndらしい構成を持ちながら、ポケット位置、フラップの有無、101刻印の金具、短丈シルエット、個体差の広さなど、ストアブランドらしい自由さがしっかりあります。だからこそ、507XXの代わりというより、別の魅力を持ったヴィンテージとして見るのがいちばんしっくりきます。

相場としては6万円台〜10万円前後をひとつの目安にしつつ、実際にはサイズ、色残り、ダメージ、仕様でかなり印象が変わります。もし気になる個体があるなら、タグや金具だけでなく、全体のバランスまで見て選びたいところです。

王道の2ndとはまた違う良さを楽しみたい人には、かなり刺さる一着だと思います。気になる方は、ぜひ自分好みの個体を探してみてください。

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